幻肢痛とは何だろう? ~後編~

今回のブログでは、「幻肢痛とは何だろう?」の後編についてお伝えさせていただきます。
前回の片腕を失った青年の話を読んで、どのように感じましたか?
その後、青年は国に戻るのですが、時が流れて傷が癒されても同じ現象が起こります。
失ったはずの右腕に痛みの感覚があります。
これが、「幻肢痛」です。
この現象は、脳からの信号が指に届かず、運動と痛みの信号が空回りすることで幻の回路を作り出すようです。
さらに、もう一つの驚きがあります。
それは…「痛み止めの効果がない」ことです。
この原因も、脳が幻の記憶回路を作り出す関係があるのでしょう。
なるほど、これが幻肢痛なんだ。
実は、この話はここで終わりではありません。
なぜなら、一般的な症状にも、同じような現象が存在するからです。
その症状とは、片頭痛のことです。
そう、あの、こめかみがズキンズキンと脈打つ強烈な頭痛です。
片頭痛では、痛みの回路ができて痛みを生み出すメカニズムが脳で作成されます。
この痛みの信号は、三叉神経・頸神経・自律神経が合流をして脳に送られます。
脳は痛みを緩和しているのですが、大脳が認知する際に、情緒や感情にも左右されると言われています。
つまり、片頭痛は脳が痛みを記憶しているのです。
この痛みの記憶回路を消す方法はあります。
それは、ある部位の硬さを緩めることにあります。
今回の話の、詳細を知りたい方は、当院にお問い合わせをしてくださいね。
(あん摩マッサージ指圧師/高野智洋/整体院Happy・Bird院長)
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