【知っておくべき片頭痛の知識】

今回のブログでは、「知っておくべき片頭痛の知識」についてお伝えさせていただきます。
あなたは、片頭痛についてこんな知識を知っていますか?
厚生労働省の調査によると、頭痛で悩む方が、約4千万人という結果が出ています。
その中でも「筋緊張性頭痛」が2200万人 「片頭痛」が840万人という統計があります。
片頭痛は比率で表すと、8(女性)/2(男性)で、30代~40代の女性に多いといわれています。
女性に多い理由は、ホルモンバランスの影響(生理前後の時・遺伝的な要因)などが関係しているからです。
片頭痛には特徴的な症状があるので、以下の項目を確認してみてください。
【片頭痛6つの特徴】
① ズキンズキンと脈打つ痛み
こめかみの付近に拍動性の激しい頭痛を感じるのですが、片側だけが痛む人は30%で、実際は両側が痛くなる方が多いです。
② 光がまぶしい
キラキラした模様が見えて光がまぶしく感じます。
③ 胃の不快感
脳圧を下げるのに吐き気が起こりますが、食べ物の臭いを嗅ぐだけで嘔吐することもあります。
④ 静かに過ごしたい
頭痛の発作時は、周囲の音に敏感になるので、静かな場所で休憩したくなります。
⑤ 階段の昇降時に痛みが悪化
動いているだけで、痛みがひどくなるので横になって休みたくなります。
⑥ 痛みの時間が長い
一度痛みが出現すると4時間~72時間は持続します。
なぜ、片頭痛は激しい痛みを引き起こすのでしょうか。
原因は解明されていませんが、こんな説があります。
神経伝達物質であるセロトニンの分泌が影響しています。
セロトニンは幸せホルモンなのですが、血管を収縮する働きがあります。
このバランスが崩れると収縮と拡張を繰り返してしまいます。
血管が拡張して、目の奥にある三叉神経に触れるので頭痛の原因になります。
例えば、ストレスから解放された後に頭痛が発生しやすくなります。
なぜなら、自律神経は血管を支配しているからです。
イライラしている時は血管が収縮して筋肉は硬くなりますが、リラックスしている時は血管が拡張するので筋肉が柔らかくなります。
広がった血管が神経に触れると、片頭痛の原因になるのです。
(あん摩マッサージ指圧師/高野智洋/整体院Happy・Bird院長)