【東洋医学】不調の原因は2つある~整体以外に必要なこと~

準中医漢方薬師の佐々木です。
今回のブログでは東洋医学の観点から不調の原因についてお伝えしていきたいと思います。
あなたが、このブログをご覧になっているということは、身体のどこかに不調を感じていらっしゃるのだと思います。
肩こりや腰痛、胃腸の不快感、胸がどきどきする、眠りが浅い、などの体の症状以外にも、
不安感が強い、イライラ怒りっぽくなっている、などのメンタルの不調も抱えていらっしゃるかもしれませんね。
東洋医学では、不調の原因について、まずは大きく二つに分けて考えていくことが多いです。
それは「不足している」のか「滞っている」のか。
このどちらかです。
たとえば、生理痛などの「痛み」について考えていくとします。
- 「不通則痛(ふつうそくつう)」・・・体内の「気(エネルギー)」「血(血と栄養素)」「津液(体液)」など身体に必要な物質の巡りが悪いために起きる痛み
- 「不栄則痛(ふえいそくつう)」・・・子宮の栄養状態が悪いために起きる痛み
※その方が①②のどちらであるのかは、「漢方体質&体調チェック」カウンセリングでわかることが多いです。
不調の原因が①②の両方であることも多いです。
それぞれ、冷えやストレス、食生活の不摂生、過労、加齢、慢性病などにより生じます。
上記の二つを解決していくことで、不調が改善していくのです。
つまり、片方だけを解決するだけでは、根本的な解決には向かわない、ということです。
「肩こり」などは体内のゆがみや滞りにより起こることが多いので、整体を受けて改善することも多いのですが、
たとえば、「睡眠」のお悩みがある場合、「眠り」に必要なホルモンである「メラトニン」は「トリプトファン」というアミノ酸(タンパク質)が必要なので、栄養不足のままでは、どんなに整体を受けても、お悩みは解決しません。
早い改善のためには、ご自身の食生活の見直しなども必要になってきます。
何を食べたらよいのか、避けたほうがよいのかなどを知りたい、という方は、ご来院時にご質問されてくださいね!
(準中医漢方薬師/佐々木綾/整体院Happy・Bird)