【冬は身体が切り替わる時季】

秋の涼しい季節が終わると次は寒い冬が訪れます。
その時に、秋の体から冬の体に変化していきます。
そこで、皆さんにクイズです。
問題:寒い季節は体がどうなるでしょうか?
1 血管の収縮
2 血圧の低下
3 筋肉の緊張
4 強烈な空腹感
どれが正解なのか考えてみてくださいね。
寒さが厳しくなり、肩こり・頭痛、腰痛などで悩んだことはありませんか。
また、年末年始は忙しい時期になります。
その忙しさに追われて体のケアが追い付かなくなることもあります。
もちろん、寒くて家から出たくない方もいるかもしれません。
日本は、春夏秋冬があるのでその時期に応じて体が変化していきます。
例えば、冬であれば冬の体に適応していくので季節の変わり目は体調を崩しやすくなります。
そこで、最も影響してくるのが自律神経になります。
自律神経は季節が変わると乱れやすくて、冬場は血管の収縮と筋肉が緊張して体が縮こまります。
この時は、自律神経の一部である交感神経が優位になります。
つまり、身体のこり固まっている時間が長くなっています。
副交感神経が働けばリラックスして筋肉が柔らかくなります。
しかし、寒さで血管が収縮するとこりも発生しやすくなります。
それが原因で、肩こり・頭痛・吐き気・めまい・腰痛などの原因になります。
そんな冬の身体に、効果的なのがこんな対策です。
重要なのは、身体を「温める」事です。
なぜなら、温めると筋肉が柔らかくなり血流が良くなるからです。
そうすれば、こりは軽減していきます。
例えば、目の疲れがある方は蒸しタオルで温める、肩こりの方は湯船で首までつかるなどです。
温める行為は緊張が和らぐので、予防効果があります。
温めるのは簡単に出来るので、日々の生活に取り入れると良いでしょう。
身体に意識を向けると、疲れに気づきやすくなります。
そうすれば、不調になる前に自分で自分の身体をケアすることが出来ます。
自律神経の乱れが整うと、肉体だけではなく精神も安定してきます。
さて最初のクイズですが、正解は1と3の2つです。
冬は身体が縮こまるので、温める対策を取りましょう。
(あん摩マッサージ指圧師/高野智洋/整体院Happy・Bird院長)