【一部分だけでなく全身を見よ】

今回のブログでは、「一部分だけでなく全身を見よ」についてお伝えさせていただきます。
あなたは、目の前の出来事に集中しすぎて周りが見えなくなることはありませんか。
あるいは、探している物はすぐそばにあるのに遠くを調べていたことはないでしょうか。
私は盲目なので、物を落としたら手探りで遠くを探してしまいます。
しかし、実際に落ちているのは自分の足元だということが良くあります(笑)
人間の身体は一部分だけではなく全身を見なければなりません。
なぜなら、真実の原因はそこに存在しないからです。
しかし、我々の身体は痛いところに意識が集中するようになっています。
これは、人として正常な反応になります。
最も重要なのは全身を見るという事です。
人間の身体は、頭から足先まですべてつながっています。
どこかの部位に傷がつくと痛みを半減させる現象が起こります。
最初は耐えれますが、徐々に限界が来て悲鳴を上げてしまいます。
つまり、体のバランスが崩れて痛みに変わっていくのです。
この現象は体内でも起こります。
人間の身体は、食べた物からつくられて健康な身体を維持しています。
過度に甘い物や辛い物を取り入れすぎると、臓器の働きが低下してきます。
そこで、内臓の負担を軽減するのに栄養バランスが大切になります。
さて、身体の痛みに話を戻します。
肩こりには「原因と結果」があります。
なぜなら、何もしてないのに肩がこるということはありません。
例えば、重たい荷物を片側で持ち続ける、いつも右側だけで咀嚼するなどの習慣で血流は滞ります。
その状態を放置していると、無意識につらい肩をかばいながら生活していきます。
この時間が長く続くと、体がゆがんで別の場所がしんどくなります。
つまり、ゆがみには根本的な原因が隠されています。
また、しんどいところに一点集中しすぎていると大切な部分に気付けなくなります。
一か所だけの記憶を取り除くのではなく、その前後に何があったのか意識する事も必要になります。
全体を確認して一つの部位を見れば、別の解決策が見つかるかもしれません。
痛みはつらいですが、考え方を変えてみるのが秘訣です。
それだけで新しい気づきと発見があります。
小さな行動の積み重ねが理想の健康に近づくでしょう。
(あん摩マッサージ指圧師/高野智洋/整体院Happy・Bird院長)