【内臓の筋肉を緩める呼吸法】
今回のブログでは、「内臓の筋肉を緩める呼吸法」についてお伝えさせていただきます。
呼吸といえば肺を膨らませて息を吸って吐くイメージが強いかもしれません。
肺はガス交換をする臓器であり、実際は横隔膜が呼吸運動と関係しています。
肺を意識するより横隔膜の動きを良くする方が楽に呼吸が出来るようになります。
呼吸が浅いと肩こり・首こり・精神不安定など様々な症状の原因になります。
横隔膜の動きを良くするための運動と、肺の周囲にある肋間筋を緩める呼吸法をお伝えさせていただきます。
では、早速やっていきましょう。
肋間筋ストレッチ
目的は肋間筋を緩めることです。
呼吸で肺を膨らませて縮めると、肋骨周りの筋肉が緩みます。
肋骨の動きが低下すると、肩甲骨や胸郭周りの筋肉が硬くなるので、肩こり・頭痛・腰痛などの原因になります。

肋間筋ストレッチ(実践)
①最初は両手を肋骨に当てましょう。
②次に鼻で4秒息を吸って口をすぼめて7秒かけて吐いていきます。
この呼吸を1分続けましょう。
肺が膨らんだり縮んだりする感覚を手で感じるだけで十分です。
重要なのは「意識の力」になります。
肋間筋が緩んでいる意識をして呼吸をすると筋肉が柔らかくなります。
横隔膜ストレッチ
深呼吸をすると、横隔膜が動くので内臓のストレッチになります。
横隔膜の働きが良くなると、腸内環境の改善も期待できます。
呼吸のリズムが整うので、便秘の方は悩みが解消する方もいます。

横隔膜ストレッチ(実践)
①最初は重ねた手をみぞおちの辺りに当てます。
力加減は豆腐がつぶれない程度の圧で十分です。
②次に真上に引き上げて、その状態をキープします。
維持した状態で、鼻で4秒息を吸って口を窄めて7秒かけて吐いていきます。
2分程度続けて、手を下におろしたら終了です。
今回は肺と横隔膜を動かして心身をリラックスさせる呼吸法です。
どちらも簡単に出来るので日々の生活に取り入れてみてくださいね♪
では、本日のブログはこれで終わりにさせていただきます。
(あん摩マッサージ指圧師/高野智洋/整体院Happy・Bird院長)