【自律神経について知っておくべき10のポイント~後半~】

今回のブログでは、「自律神経について知っておくべき10のポイント」の後半についてお伝えさせていただきます。
◆【自律神経について知っておくべき10のポイント~前半~】はこちら
【自律神経について知っておくべき10のポイント】
6 自然治癒力の秘密
骨盤のずれを整えると、症状が解消するという症例があります。
その理由は、骨盤の動きが出れば脳脊髄液の循環が良くなるからです。
脳脊髄液とは…
私たちの、体内には血液・リンパ液・脳脊髄液の3種類が存在しています。
豆腐パックをイメージしてみてください。
頭の中に納まっている脳が豆腐で、その周りにある水が脳脊髄液になります。
脳脊髄液が、全身を流れるので自然治癒力が発揮されます。
7 耳鳴りも自律神経の乱れが原因
厚生労働省の統計では、耳鳴りで悩む人が300万人、耳鳴りを感じる人が2000万人以上という結果があります。
高齢者だけではありません。30代~50代の働く女性にも増加しています。
難聴の発生の多くが、低音型で耳が詰まったり、聞こえにくくなる症状が表れます。
仕事のストレスが原因で、自律神経が乱れると耳周りが血流不足になります。
耳をつまんで伸ばすストレッチや深い呼吸法は、耳鳴りを軽減するのに有効な方法です。
8 内臓も自律神経と関係している
あなたは内臓の位置がずれるのを知っていますか?
自律神経の乱れを整えると内臓の問題も改善する可能性が高くなります。
なぜなら、自律神経は内臓を支配しているからです。
内臓のバランスが整うと、臓器が正常な位置に戻るので本来持っている能力が発揮されます。
その結果、今まで治りにくかった症状が改善されていきます。
日常生活では、食生活を見直せば内臓の働きに変化が現れます。
9 氷のように冷える手足は血流不足
冷え性とは、季節に関係なく手足が冷えたり、また寒さを感じない気温で内臓の一部が冷える事があります。
そんな、冷え性ですが、むくみとある関係があります。
身体が冷えると、血液中で酸素と栄養素が運ばれにくくなります。
そうすると、血液の流れがうまくいかなくなり水分が停滞してむくみが発生します。
その結果、肩こり・頭痛・吐き気・目まい・手足のしびれ・むくみなど様々な症状が現れます。
本来は、身体の中心部で体温を維持するのですが、足先は心臓から最も遠いので血液が流れるまで時間がかかります。
冷えは、血管を収縮させるので温める習慣を取り入れましょう。
10 痛みは幻で原因は別の場所にある
指を切ったり膝をぶつけた時は、どこに問題があるのか推測する必要はありません。
良くある間違いは、痛い場所に問題があるという誤った思い込みです。
つまり、痛みはあなたを混乱させるということです。
別の場所に原因があるのに、1つの部位だけ治療することに問題があります。
たとえば、頭痛がする時に頭痛薬を飲めば一時的に治まりますが、またすぐに痛くなります。
頭に原因があるとは限らないので、検査で全身を確認する必要があります。
痛みは、「身体のどこかで傷がついていますよ。」という大切なサインなのです。
自律神経の乱れを整えて健康な心身にしていきましょう。
(あん摩マッサージ指圧師/高野智洋/整体院Happy・Bird院長)